ヴィッセル神戸FW大迫勇也(33)が“奪首弾”を決めた。0-1で迎えた後半8分、クロスに左足を合わせ、今季14得点目の同点ゴール。同37分にはFWパトリッキ(26)の決勝ゴールの起点となるパスも出した。チームを2-1の逆転勝利に導き、勝ち点43。約1カ月ぶりの首位に引き上げた。視察に訪れた日本代表の森保一監督(54)の目の前で、元代表のエースが、衰えない実力を見せた。
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神戸の大黒柱・大迫が、チームを首位に引き上げた。PKで先制を許した直後の後半8分、左サイドの佐々木から絶好のクロスが届いた。振り抜いた左足が、相手DFに当たり、激痛に顔をしかめてピッチに倒れ込んだが、ボールはしっかりとゴールに。貴重な同点弾を決めた。
さらに同37分、前線の武藤にスルーパス。武藤のシュートの跳ね返りをパトリッキがゴールに流し込み、決勝弾が生まれた。
消化試合が1試合少ない中での首位に「今の順位は関係ない。チームが勝ち続けることが大事」と冷静。スタンドには日本代表・森保監督の姿があったが「全員が目指すところ。それだけ言ってても仕方ないので」と、神戸でのプレーに集中している。今季14点は得点ランキング首位のアンデルソンロペス(横浜)と1差に迫る。
視察した森保監督も「開幕からチームを引っ張り、J(リーグ)を引っ張る活躍と存在感を見せてくれている」と賛辞を贈った。
ハンドで取り消されたものの、後半43分にもネットを揺らした。うだるような暑さの中、終盤にも決定機を作る33歳の元代表エースは、衰えないプレーで好調神戸をけん引し続ける。【竹本穂乃加】



