京都サンガが3試合ぶりの勝利を飾り、通算10勝3分け15敗の勝ち点33とし、15位から13位に浮上した。
前半こそやや劣勢だったが、無失点で切り抜け、後半7分のFW豊川の今季6点目が決勝点になった。
広島とは前線から圧力をかけ合う激しい一戦になったが、最後までゴールを割らせなかった。シュートは京都の8本に対し、広島は19本だった。
京都はJ2時代が長かった影響もあり、広島にJ1で勝ったのは加藤久監督時代の09年6月27日以来。
曺貴裁監督(54)は「すごくエキサイティングで、お互いによさがでて濃密な90分間だった。監督として、こういう試合はなかな経験できない。選手を誇りに思う」と称賛した。
さらに「(1点差で逃げ切るのではなく)2点目を取りに行く姿勢もあった。お金をもらっている以上、最後の最後まで、ファイティングスピリットを見せられた。今日の試合を見た子どもたちは、京都に入りたいという思いが増えたのではないか」と、あらゆる面で手本になった試合を振り返った。
指揮官は「あと6試合、少しでも上の順位にいけるようにしたい」と、ラストスパートを誓った。