藤枝順心高が好発進した。リリーウルフF石川(石川)に4-0で快勝。危なげない展開で社会人チームを破り、3年連続で初戦突破を果たした。中村翔監督(35)は「うまくかみ合った試合。経験豊富な社会人に対し、選手間でよく考えてプレーできていた」と目を細めた。

0-0の前半36分。左クロスに反応したFW辻沢亜唯(3年)が、頭で合わせて先制。「低いボールだったが頭を選択して押し込めた」と満足げ。昨年の大会では、同じ会場の1回戦(3○0福岡Jアンクラス)でハットトリックの活躍をみせるも左足首を負傷。その後、長期離脱を余儀なくされた。「(得点よりも)今日は絶対にケガをしないと、強い気持ちで試合に臨みました」とほほ笑んだ。

勢いそのまま1-0で折り返した後半、社会人相手に得点ラッシュで圧倒。同7分、FW久保田真生(3年)が右足を振り抜くと同33分、MF下吉優衣(3年)がFKでネットを揺らし3-0。さらにその4分後、守備でも貢献していたDF望月歓那(3年)が、左サイドからミドルシュートを決めて勝負あり。シュート数でも90分間で18-3と相手を寄せ付けなかった。

来月2日の3回戦は、なでしこリーグ1部で今季優勝したオルカ鴨川が相手。辻沢は「どこまで通用するか挑戦したい。楽しみです」と一戦必勝を誓った。今夏の全国総体を制したチームは、2連覇が懸かる全日本高校選手権(来月30日開幕)を前に、弾みをつける1勝を目指す。【山口昌久】