昨季の天皇杯を制して初出場のヴァンフォーレ甲府が、敵地でブリラム・ユナイテッド(タイ)を下し、J2勢で史上初となるACLの決勝トーナメント(T)進出を決めた。
前半24分に背番号10のMF長谷川元希(25)が右足で先制すると、同38分と43分にFWピーター・ウタカ(39)が2発。前半だけで3得点と、快挙へ大きく前進した。
このまま大勝かと思われた後半は一転、劣勢に。最初の10分で2点を返され、リードはわずか1点となった。その後も攻め立てられたが、GK河田晃兵(36)の好セーブなどで逃げ切った。
他会場では、得失点差で並んでいた2位のメルボルン・シティ(オーストラリア)が浙江FC(中国)と1-1で引き分け。甲府の首位が確定、J2クラブとしてアジア舞台に進出しただけでなく、決勝Tへの道までこじ開けた。
ACLの東地区は20クラブが5組に分かれ、ホームアンドアウェーで対戦。各組1位と、同2位のうち上位3チームが決勝Tへ進むことになっていた。その中で甲府は東京の国立競技場をホームに、Jリーグ各クラブのサポーターから後押しされ、前節まで首位に立っていた。
堂々の16強入りにウタカは「最高ですね。今日2点を決められて勝利につながったことは大きい。最後のサポーターの歓声で、首位で次に進めることを確信した」。甲府から500人を超えるサポーターも集結した中で、またクラブの歴史を塗り替えた。



