初芝橋本(和歌山)が、帝京第三(山梨)破り、13年ぶりに選手権での勝利を挙げた。

MF大丸龍之介(3年)が、2ゴール1アシストと全得点に絡む活躍で、鬼門の初戦突破に導いた。前半5分に三浦晴太(3年)の直接フリーキック(FK)がクロスバーに直撃。「監督からも試合前ミーティングで言われていた」とこぼれ球に素早い反応を見せて、頭で押し込んだ。同14分には角度のないところからのFKを、再び頭で合わせ、2点目を奪った。

アシストも万能さが垣間見えた。2列目から相手DFの背後に飛び出すと、左足で高精度のクロス。貴重な3点目をお膳立てした。

憧れの選手は、レアル・マドリード所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガム。「ヘディングでのゴールもありますし、一人で打開できるのですごく憧れています」。ベリンガムおなじみの両腕を大きく広げるゴールパフォーマンスは、「得点した瞬間はうれしすぎてあんまり覚えていなかった」と笑った。

プレーでは随所にイングランドの新鋭っぽさを感じさせた。「なんでもできる」と評する憧れのように、守備でも奮闘。カウンターの目をつみ取るなど、目に見えない活躍も光った。

大丸のサッカー選手人生はここで一区切りの予定。「ここを目標にしてきた。ここで自分の力を出し切ろうかな」。最後の舞台はやっとの思い出つかんだ選手権。「全国優勝もねらっている」という初芝橋本のベリンガムが有終の美を飾る。

【日程・結果】第102回全国高校サッカー選手権