インターハイ王者の明秀学園日立(茨城)が、東海大大阪仰星をPK戦の末に下し、3回戦へ進出した。

先手を取ったのは東海大大阪仰星だった。前半12分、ロングボールがゴール前で大きく弾むとFW小林旺誠(3年)が突進し、先に体を入れていた相手DFに後方から接触。相手DFが体勢を崩し転倒したところをマイボールとし、右足で流し込んだ。微妙な場面だったが主審の判定はノーファウル、得点となった。

1点を追う展開となり、明秀学園日立は持ち前のパスワークでボールを動かし、敵陣に押し込んだ。攻め込むもののゴールを奪えず、後半早々、1回戦の徳島市立戦で先制点を決めたジョーカー、10番を背負う根岸隼(3年)を投入。両サイドバックをオーバーラップさせての厚みのある攻撃でゴールに迫った。

堅守を誇る東海大大阪仰星は、守護神の森本真幸(3年)が1回戦の矢板中央(栃木)戦に続き、ゴール前に仁王立ち。次々と飛んでくるクロスボールに落ち着いた対応を見せた。高さあるCB平井大地(3年)も頭ではね返し、スキを見せない。ボールを奪えば、カウンターからエースFW水永直太朗主将(3年)が鋭いシュートでゴールを脅かした。

明秀学園日立が追いついた。後半27分、右CKのチャンス。MF吉田裕哉(3年)のカーブ回転のキックに、DF飯田朝陽(3年)が頭で合わせると、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。1-1となった。

後半36分には左サイドの崩しからMF益子峻輔(3年)が抜け出し、角度のない位置から右足でゴールを狙ったが、わずかにゴール右へと外れ勝ち越しとはならなかった。

その後も夏の王者の攻勢が続いたが、東海大大阪仰星のゴール前は堅く、1-1のまま前後半80分が終了。勝負はPK戦に持ち込まれた。両チームとも1人失敗したが譲らず6人目以降の延長戦へ突入。明秀学園日立GK重松陽(2年)が7人目のシュートをセーブし、6-5で制した。薄氷を踏む勝利を手にした。

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