J2清水は14日、静岡市内で東海大静岡翔洋高と練習試合(30分×2本)を行い、6-0で快勝した。チームの今季初実戦で、市船橋から加入したFW郡司璃来(18)は2得点。今冬の全国高校サッカー選手権で得点王に輝いた期待のルーキーが上々のデビューを飾った。
大器の片りんを見せた。2-0で迎えた2本目の2分。郡司は左CKからニアサイドに飛び込み、ヘディングでネットを揺らした。「いいボールが上がってきたので合わせるだけだった」。名刺代わりの1発で勢いづくと、同9分にも右CKから頭で追加点。インパクトから逆サイドに流す難易度の高いゴールにも「たまたまです」と控えめだった。
初実戦での自身のテーマは「攻守の切り替え」。前線からの守備も意欲的に取り組んだ。ただ、得点後の決定機は決められず、試合後は反省を口にした。高校の先輩にあたる秋葉忠宏監督(48)は「点を取ったところは素晴らしい」としながらも、「それ以外はまだまだ。高校では王様だったかもしれないけれど、ここでは違う。もう少しギラギラ感とかフレッシュさがほしかった」と手放しでたたえることはしなかった。
今季の目標は「2桁得点」。当面は1日でも早いプロデビューを目指す。郡司は「FWとして出る以上、結果を残さないといけない」と口元を引き締めた。浮かれずにアピールし続けた先に開幕のピッチも見えてくる。【神谷亮磨】



