新潟レディースがWEリーグカップ決勝(昨年10月14日)で敗れた広島を2-1で退け、リーグ再開初戦を勝利で飾った。

0-0で迎えた後半10分、MF滝川結女(24)が豪快なミドルシュート。同26分にはMF杉田亜未(31)が直接CK弾を決めた。広島の新スタジアム・Eピースに4619人の観客が詰めかけた完全アウェーの中、価値ある勝ち点3を奪った。次節10日は、日テレ東京V(4位)をホームに迎え撃つ。

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最高のスタートダッシュを切った。0-0の後半10分。杉田が中盤でボールを奪うと、ペナルティーエリア前まで走り込んだ滝川にパス。「(ボールを)受けた時は前にスペースがあり、ゴールが見えた時に自分のゾーンが空いた」と右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。「(杉田)亜未さんが守備で頑張ってつないでくれた。決め切れてよかった」とリーグ戦3得点目を喜んだ。

守備で貢献した杉田も衝撃ゴールで続いた。左CKを獲得した同26分。ゴール前のチームメートを目がけて供給したボールがゴールに吸い込まれた。「狙ってなかったです」と自身も驚く“ラッキー弾”だったが、苦しい時間帯に奪った貴重な追加点。「全員で取りに行く気持ちが得点につながった。全員で勝ち取った勝利」と振り返った。

全員で耐えしのいだ。後半は強力な前線を誇る相手に押し込まれる展開が続いたが、全員が体を張った。1失点こそしたものの、沖縄・大阪キャンプで磨き上げた守備でリードを守り切った。橋川和晃監督(52)は「どっちに転んでもおかしくない好ゲームだった。それを取れたのはすごく良かった」と話した。

WEリーグカップ決勝で敗れた因縁の相手に雪辱を果たし、順位も3位をキープ。公式戦の連敗も「2」でストップした。次節は三菱重工浦和戦(23年12月、2-0)以来、3カ月ぶりのホーム戦(デンカS)で日テレ東京Vと対戦する。杉田は「この勢いをホームでも出せるように、次も勝利できるように全員で頑張りたい」。今季の公式戦は4勝2分けと負けなしのホームで連勝をつかみ取る。【大島享也】