東京ヴェルディがサンフレッチェ広島に2-3と敗れた。

先発メンバーには5月18日に18歳の誕生日を迎えたばかりのMF山本丈偉を起用するなど、対する広島がレギュラー陣を並べる中で若い選手を中心にして戦った。

その山本は0-1で迎えた前半14分に自陣での不用意な横パスをカットされ、広島FW大橋祐紀に2点目を奪われた。立ち上がりのこのミスは最終的なスコアに響くものとなった。

城福浩監督はこの場面について、次のように言及した。

「山本丈偉のは高い授業料。前へのパスを取られたらいいんですけど、横とか後ろにパスをするというのはヴェルディが改善していかなければいけない。特に彼のようなアカデミー育ちの選手が、やっぱり前への志向をもっと強めていくようなチームにならなければいけない。そこはクラブ全体で共有したい。この授業料をしっかり次に活かせるといいなと思います」

それでも山本を早めに交代させることなく、後半14分までプレーさせた。

この意図については「このミスの後に彼がどういうプレーをするのか、というのを期待を込めて残しました。自分の責任のもとにやったことなので、ひょっとしたらそれが今日の敗戦につながったかもしれないと思いますし、それは私の責任です。このチームがやっていかなければいけないことは、本当に高いレベルの競争を生み出していかなければいけない。外から取るわけにはいかないので、いかに15番目、16番目、17番目の選手が、レギュラー陣に取って変わるような気概を持って取り組めるか。そのきっかけを作ってあげたかった」と話した。

経験値の低い選手を競争のもとに成長させることが、チームを強くするための唯一の手段。そこは辛抱強く、日々を積み上げていくしかない。

そして「今はこの反省をもとに練習で活かしていかなければいけないですし、天皇杯では1つでも長く試合をやりたいと思います」と付け加えた。敗戦を糧にしながらひたすら前を見て、次へと向かう。

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