セレッソ大阪の入団2年目MF阪田澪哉(20)が、緊急事態に陥った最終ラインの救世主になる。

ルヴァン杯のベスト8進出を懸けたFC町田ゼルビアとのプレーオフステージ第2戦は、9日にアウェー戦を行う。

5日のホームでの第1戦は、1-3と今季公式戦で初めて逆転負け。7年ぶりの優勝へ土俵際に立たされたC大阪は、阪田が右サイドバック(SB)で先発する可能性がある。

「それは(小菊)監督が決められること。チャンスが来た時は、全力で頑張りたい。C大阪に入団して、勝利に貢献できている感覚はまだない。ここは大一番だし、出たら結果を出したい。ベンチ(入り)だけにとどまらず、スタメンを目指すのは目標にしっかりある」

出番がなかった町田との第1戦後、背番号17は目を見開いた。

本来の右SBは日本代表でも実績を残す毎熊がいるものの、この数試合は不調に陥り、コンディションもよくはない。2番手のDF奥田は、負傷で長期離脱中の登里のカバーに主に左SBで起用されており、ルヴァン杯2回戦(J3岩手戦)同様、右SBには阪田が指名されるかもしれない。

3回戦(J3琉球戦)では、右ウイングで先発しながら途中で右SBへ。かつての毎熊同様に二刀流で育成されており、試合中に位置を変更をしている。

「複数のポジションができるのは、自分の立ち位置(控え組)でいうと、メリット。1歩1歩、ステップアップしていくためにも、どちらのポジションでも、しっかり安定したプレーができるように、練習からしっかりやっていきたい」

C大阪の最終ラインは、火の車だ。センターバック(CB)の西尾とハブナーが代表活動のために離脱中で、町田戦に先発した主将の山下が故障で前半だけで交代。CBには舩木と鳥海しかおらず、舩木を兼務している左SBに回せない。最終手段にアンカーのMF田中を、札幌時代に主戦場だったCBで初めて先発から使う選択肢もあるが、いずれにせよ、阪田への比重が高くなってきた。

町田が首位を走る5月のリーグ戦に続き、今回の第1戦も敗戦。ピッチ脇から強豪クラブのプレーを見た阪田は「やはり(FW藤尾ら)5選手が代表で抜けている中で、あの質でやれているのはすごい。強さは感じた」と、最大限の警戒感を示す。

鋭いドリブルとシュート力が武器の阪田が、C大阪の右サイドで本領を発揮すれば、シーズン後半戦への好材料になる。【横田和幸】

 

◆阪田澪哉(さかた・れいや)2004年(平16)5月11日、京都市生まれ。東山2年時の21年度全国高校選手権でベスト8、3年時は準優勝。23年C大阪入りし、同年4月5日ルヴァン杯京都戦でプロデビュー、6月7日天皇杯2回戦ハリマ戦でプロ初ゴールもマーク。J1通算4試合無得点(今季出場なし)。170センチ、64キロ。