インターハイ16強の東海大相模が、日大藤沢との延長戦まで100分間の激闘を経て、PK戦を制した。
両チームとも延長戦まででシュート数はわずかに3本。ミドルゾーンでの激しい攻防に終始し、決定機の少ない展開となった。
日大藤沢のキーマンとなるU-19日本代表MF布施克真(3年)とMF宮澤朋哉(3年)を徹底してマークし、中盤で消しにかかった。ボールを奪うとトップ下に入ったMF沖本陸(3年)のひらめきあるプレーを軸に攻めたが、崩すまではいかなかった。
勝負はPK戦に持ちこまれ、先攻で1人目の沖本が失敗する展開となったが、GK松坂亮(3年)が立ちふさがった。1人目、2人目と完璧な読みでビッグセーブ。逆に東海大相模は2人目以降は4人全員が成功させ、歓喜を爆発させた。
有馬信二監督は「日藤に今年は3回負けていたので、ようやく勝てました。点を取られなかったのがでかいですね。よく頑張ってくれましたね」と笑った。
2011年に福岡から赴任。この日行われた神奈川の聖地・三ツ沢の舞台での高校サッカーを目の当たりにし、「ここでできるなんて僕が監督やっている間にはないだろうな、なんて思っていた。だけど段々といい選手が集まるようになって、自分も高校時代(福岡・東海大五)に3回全国選手権に出ているので、その良さは分かっているので、味わってほしいと思っている。よりいい経験になる」。
東海大相模は有馬監督の就任後、インターハイに4度出場している。しかし全国選手権は予選の決勝進出自体が初めて。指揮官は言う。「選手権だけはというのはある。僕の中では(選手権は)“期末試験”だと決めているので。中間試験のインターハイでは勝っても、期末試験で点が取れないとずっと思っていた。だから選手にも言いましたけど、ここは絶対にモノにしなければいけないと。1回で答えを出さないといけない」。
教員ならではの例えだが、11月10日・等々力の「期末試験」で結果を出せるのか。その大勝負は1週間後に迫る。相手の横浜創英とは今季のK1リーグで2度対戦し、どちらも敗れている。ただインターハイ予選の準々決勝では1-0と勝利。1点を巡っての接戦が予想される。



