アルビレックス新潟のニューフェース、J2徳島ヴォルティスから完全移籍のDF森昂大(25)が安定した守備と、視野の広さを生かした「極技」で攻撃の起点となる。

チーム始動から約3週間。仲間の特長、樹森大介新監督(47)の戦術や聞き慣れないサッカー用語などを覚える日々が続くが、「体と頭に刺激を入れながら楽しいキャンプを過ごせている」と充実した表情を見せる。

身長183センチのセンターバック(CB)。空中戦はジャンプ力と体の強さを生かして相手ごとはじき返すが、そのボールを「競り合う前に味方や敵、スペースを見ている」とパスにつなげる。さらに、相手がパスを受ける前にボールを奪うインターセプトはダイレクトで前線の味方に通して速攻の起点をつくる。「インターセプトはトラップしてからパスを出したら攻撃が遅れる。一発で前につけることは意識している」。足元のスキルと広い視野がなければできない技を、最終ラインでこなす。

攻守で違いを出す新戦力だが、基本システムの4バック中央2枚に入るCBは39歳のベテランからオーストラリア代表、大卒ルーキーまで7人で争う激戦区。ポジションの確約はないが「覚悟を持って新潟で戦うことを決めた」。プロ4年目で挑む初のJ1舞台。ストロングを発揮し、ピッチ上で勝利に貢献する。【小林忠】

◆森昂大(もり・こうだい)1999年(平11)4月27日生まれ、長野県出身。鎌田SSS-AMBICION松本-創造学園高-びわこ成蹊スポーツ大-J2徳島-新潟。J2・70試合出場1得点。カップ戦1試合出場。天皇杯1試合出場。183センチ、74キロ。利き足は右。背番号38。