ACL初出場の町田が、ホームで迎えた開幕戦でFCソウル(韓国)と1-1で引き分けた。1点を追う後半35分に日本代表DF望月ヘンリー海輝(23)の得点で追いついた。広島はアウェーでメルボルン・シティー(オーストラリア)を2-0で下して白星スタートを切った。1次リーグは東西12チームずつに分かれて争い、各8位までが決勝トーナメントに進む。
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ヘンリーの長い足がヒョイと伸びた。後半35分、藤尾の放ったシュートが右ポスト付近へ流れたところに右足でワンタッチ。ボールはポストに当たり、インゴールへ飛び込んだ。「厳しい展開だったけど、みんなあきらめずに戦った結果が僕の1点につながった」。殊勲の男はそう喜びをかみしめた。192センチの大柄で長い手足。誰もが追いつかないと思うボールに追いつき、届かないと思うボールに届く。その姿に黒田監督も「規格外」と舌を巻く。
国士舘大時代まで代表歴はない。J2から駆け足でアジアまで駆け上がった町田同様、プロ2年目の望月もまた一足飛びでステージを駆け上がる。1年前に日本代表に抜てきされ、今月の米国遠征では先発起用。その国際経験がACLEでも生かされた。「チームが重圧を感じていた」と黒田監督が話した通り、勝ち点3を狙った中で最低限の結果。それでも望月は「負けずに勝ち点1を取れたのをポジティブに捉えたい」と前を向いた。【佐藤隆志】



