札幌大谷高がプリンスリーグ北海道初制覇を果たした。北海高に勝利して10勝1分け2敗とし、1試合を残して2位北海道コンサドーレ札幌U-18との勝ち点差4をキープして優勝を決めた。09年創部で同リーグ参戦は13年。過去2度の2位が最高だったが、悲願の頂点に立った。夏の高校総体に続く道内2冠を達成。清水隆行監督(50)は「彼らは自分たちの代で歴史をつくりたいと言っていた。良くやってくれた」とうなずいた。

優勝がかかる一戦。1-1の前半40分、右FKに合わせてDF大石蓮斗(3年)が飛び、打点の高いヘディングで決勝の勝ち越しゴールを決めた。今季リーグ2点目。「これまで積み上げてきたものがこうやって形になって気持ちいい。来るかなって思っていたので準備はできていた。いいところに行って良かった」と振り返った。

13試合で36得点8失点。13年以降の同校の最少失点ペースだ(20年はコロナ禍の影響で6試合実施で10失点)。「僅差のゲームがすごく多く、いつもは攻撃の方がクローズアップされがちだが、今年は失点が少ないのも特長」と清水監督。守備力にも自信を持つ。

DFラインの中心となる大石は、夏に負った右眼窩(がんか)底骨折と左中手骨骨折が回復し、調子を上げている。U-17日本高校選抜候補入りの経験があるCBは、この日も空中戦で強さを発揮。決勝点の場面でも相手に競り勝ち、ゴールを奪った。「それが自分がチームに求められているもの」。役割を理解してやり切る。

目指すは全国高校選手権道予選での連覇による道内3冠。大石は「3冠を取るまでは満足せずにやりたい。最後まで自分たちが強いって北海道で証明したい」と意気込む。プリンスリーグ初制覇の勢いに乗り、残るタイトルも狙う。【保坂果那】