東京ヴェルディがホームでファジアーノ岡山とのシーソーゲームを4-2と制し、5試合ぶりの白星を挙げた。勝ち点を35に伸ばし、J1残留へ一歩前進した。

スリリングな展開を物にした。前半8分に左CKからMF森田晃樹が送ったボールをFW染野唯月が頭で鮮やかに流し込み、先制した。

しかし岡山の反撃を食らった。前半37分に同じくCKからMF加藤望が送ったボールからFW江坂任に頭で流し込まれた。1-1とした。さらに前半追加タイムの48分、バイタルエリアでボールを拾ったFW一美和成に右足のコントロールシュートをゴール右に決められ、勝ち越された。

だが1分後に森田が左サイドからゴール前へ入れたクロスボールを、この日初先発のFW平尾勇人が飛び込み右足ワンタッチで押し込んだ。2-2の同点としてハーフタイムを迎えた。

勝負の後半、3点目を奪った。24分、右サイドを縦に抜けだした染野がゴール前へ鋭く正確なクロスボールを通すと、ファーポスト際へ入ったMF福田湧矢が左足で押し込み、勝ち越した。

終盤は岡山がツインタワー、191センチFWルカオ、190センチFWウェリック・ポポの2トップにロングボールを送ったが、DF谷口栄斗、林尚輝が懸命にはね返し、1試合を通して守護神マテウスの堅守も光った。

そして後半43分には駄目押しの4点目が飛び出した。自陣で谷口のボールカットからカウンターを仕掛け、福田が左サイドから持ち込み、中央へパス。約70メートル疾走した谷口がボールを受け、巧みに相手をかわしながら右足でゴールを奪った。

東京Vは今季リーグ戦30試合目にして初の3得点以上。複数ゴールも5月6日の横浜FC戦(2-0)以来、実に15試合、4カ月ぶりとなった。

城福浩監督は試合後の会見で「後半は我々の狙いとするような攻めができたところは非常にポジティブですし、最後のクローズのところも全員の力でしっかりと、後半は無失点で終えられたのは自信になる。この勝ち点を意味のあるものにするためにも、次の試合も勝ち点を取って神戸から帰ってきたいなと思います」と話した。

一方で敗れた岡山は3連勝の後の3連敗となった。