東京ヴェルディがホームでファジアーノ岡山とのシーソーゲームを4-2と制し、5試合ぶりの白星を挙げた。勝ち点を35に伸ばし、J1残留へ一歩前進した。

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初先発のFW平尾勇人(20)がプロ初ゴールを決めた。勝ち越された直後の前半追加タイムの49分、MF森田晃樹(25)が左から送ったクロスに右足から飛び込み押し込んだ。左のこぶしを突き上げ喜んだ。背番号「71」には大きな意味が込められている。亡き弟の誕生日が7月10日。くしくも平尾の11歳の誕生日に、弟は5年の闘病の末、8歳で息を引き取った。「心の中には弟がいる。だから試合の前には必ず胸をたたいてピッチに出る。一緒に戦うよ、って」。二人三脚で走り続け夢のプロにたどり突いた。そのJ1で新たな一歩を刻んだ。