FC町田ゼルビアがアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の8強進出を懸け、10日に江原(韓国)とのラウンド16第2戦に臨む。
決戦を翌日に控え、会場の町田GIONスタジアムで公式会見が行われ、黒田剛監督(55)は「難しい試合になる」と激闘を想定した。
1次ラウンドで対戦した際はアウェーで3-1と勝利した。予選1位通過を果たし、再びラウンド16での顔合わせ。その第1戦は0-0のドローと拮抗した展開となった。終盤に鋭いミドルシュートを浴びたが、GK谷晃生(25)のビッグセーブで得点を許さなかった。
1次ラウンドとはまったく別物となったノックアウトステージ。どのチームも闘志をみなぎらせ、チームのモチベーションは一段とアップしている。だからこそ黒田監督は「もちろん延長PKまで覚悟している。本当にシビアな戦いの中で明暗を分けるというのは、ささいな本当に一瞬のプレーだったりする」と1点を争う激戦を想定した。
ともにセットプレーを武器とするチーム同士。ここでの攻防が勝負のポイントとなりそうだ。
黒田監督は「相手は比較的に身長の高い選手が多いということがデータとしてある。同時に前回もそのリスタートでの強さ、微かに頭に当ててくるっていうようなところも洗練されている。それを得意として毎回リーグ戦を戦ってるチームの1つではあるので、かなり警戒しなければならない」と気を引き締めた。
また、強烈なシュートを持つ選手もそろっているだけに「FK、CKを与えないことも含めて、チームとして考えていかなきゃならないこと。逆に我々もリスタートを得意としているので、そこからしっかりと得点を重ねていくっていうのは勝負の明暗の1つにはなってくるのではないかなって思います」と話した。
ただ黒田監督は青森山田高時代から勝負の際を大事にし、接戦を物にしてきた勝負師。「ワンプレー、ワンプレっていうものにいかに集中力を研ぎ澄ませながらトライしていくかっていうことが重要」と強調した。
それゆえ隣に座った谷は「どんな状況でも勝ち切ることを頭に置きながらやる。例え開始1分で先制点を許したとしても、PK戦までもつれ込んだとしても、どんな状況でも勝ち切ることが重要だと思います」と決意を口にした。
クラブ初のACL8強進出という歴史作りへ、町田は油断や慢心を排除しながら挑んでいく。



