首位バルセロナがFWメッシのゴールなどで、伝統の一戦「クラシコ」で4位レアル・マドリードに3-0で圧勝した。

 敵地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、後半9分、MFラキティッチがドリブルで持ち込み、DFセルジロベルトの折り返しをFWルイス・スアレスが右足で流し込んで先制。同19分にはMFパウリーニョのヘディングシュートがDFカルバハルのハンドを誘い、一発レッドで退場。このPKをメッシが左足で豪快に蹴り込んで2点目を奪った。数的優位に立ったバルセロナはさらに同ロスタイム、メッシが右サイドを突破しペナルティーエリア奥から左足アウトでマイナスのクロス。これに走り込んだMFビダルが右足でシュートを放つと、ボールは相手GKをはじいてゴールに転がり込みRマドリードの息の根を止めた。

 バルベルデ監督は「前半は(Rマドリードの)プレスで行けなかったが、後半はボールを持てるようになった。すこしずつチャンスを作りゴールを決めた。満足している。相手のホームで偉大なチームに勝った。クラシコでありホームで勝つことはとても重要」、先制ゴールのL・スアレスは「勝利は重要なもの。クラシコの意味を自分たちはわかっている。勝ち点3だけどリーガの争いの上でアドバンテージをつかむことからも大事なものだった」と勝利を喜んだ。

 リーグ戦3連勝となったバルセロナは14勝3分けで勝ち点を45と伸ばし、1試合消化の少ないRマドリードに14差をつけた。

 なお、この試合はアジア市場開拓のため「史上初めて」(AFP通信)現地の午後1時(日本時間同9時)にキックオフされた。