首位ユベントスはアウェーで2位ナポリとの直接対決を2-1で制し、8連覇が目前となった。

MFピャニッチとMFカンが得点。その後1点差に迫られたが両チーム退場者を出した試合で逃げ切った。これで23勝3分けと無敗を維持。残り12試合で勝ち点差16に広げて無敗優勝も見えてきた。

優勝の可能性をグッと引き寄せる勝利にもアレグリ監督は「2位との直接対決に勝って、勝ち点差16にしたことは事実だが、まだ数字上は優勝したわけではない」と、浮かれ気分になりがちな雰囲気を引き締めた。4日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

数的有利になった直後にFKを決めたピャニッチが、後半開始2分に2枚目の警告で退場になり、10人対10人となった。この状況に「退場の可能性があったピャニッチを交代させるべきだった」とコメント。さらに「10人になってチームは秩序を失った。ナポリはサポーターの応援もあり、より力をつけてしまった」と、相手につけいる隙を与えたことを反省した。

また、今季終了後に退団すると報じられた自身の去就について「シーズン終了後にクラブと将来について話し合う」と、まだ不透明な状況であることを明かした。「私はここで満足している」と話しながらも「双方がそれを望まなければならない」とクラブの意向を聞く必要があると主張した。

【波平千種通信員】