アトレチコ・マドリードがホームでバレンシアに3-2で勝利し、バルセロナのリーグ優勝は27日まで持ち越しとなった。

負ければバルセロナの2連覇が決まる試合でAマドリードが意地を見せた。前半9分に右クロスにFWモラタが飛び込んで先制。同36分にFWガメイロに同点弾を許したが、後半4分、FWグリーズマンが左クロスに頭を合わせて勝ち越した。同32分にMFサウルのハンドでPKを献上し、これをMFパレホに決められて再び同点とされたが、同36分、FWコレアが相手GKも反応できない鮮やかな右足ミドルシュートを突き刺して勝負を決めた。

2位Aマドリードと首位バルセロナは残り4試合で9差のままで、優勝の行方は次節に持ち越された。Aマドリードが27日午後4時15分にキックオフされるバリャドリードで敗れるとバルセロナの優勝が決まる。Aマドリードが勝った場合でも、同日午後8時45分キックオフのレバンテ戦でバルセロナが勝つと栄冠を手にする。Aマドリードのシメオネ監督は「我々は勝つために全力を尽くす。最後まで戦い続ける」と気合を入れたが、「バルセロナは素晴らしいシーズンを送っている。土曜日のチャンスを逃さないだろう」と今季のバルセロナの強さに半ばお手上げの様子だった。