今季、好調のバレンシアのスペイン人MFフェラン・トーレス(20)が、欧州中で大きな注目を浴びている。Rマドリードやバルセロナに加え、南野拓実が所属するリバプールも獲得に興味を示していると英国紙ミラー電子版が26日に報じた。

フェラン・トーレスはバレンシアの下部組織出身で、17歳の時の17年にトップチームデビューを果たし、約90試合に出場している。今季の欧州チャンピオンズリーグでは最初の5試合で2得点2アシストを記録。U-21スペイン代表のレギュラーでもあり、来夏に開催予定のU-21欧州選手権予選に参加する予定。

この報道を受けスペイン紙マルカは、リバプールは以前よりフェラン・トーレスの動向を追っている。リバプールには過去、サガン鳥栖でもプレーしたフェルナンド・トーレスが所属していたため、新たな「トーレス」になると伝えている。

しかしリバプールはフェラン・トーレスの獲得が容易にいかないことを理解しており、契約切れとなる来年まで待つ可能性があるとのこと。契約は21年6月までだが、バレンシアは現時点で契約延長できていない。また興味を示しているクラブとして、リバプール、Rマドリード、バルセロナ以外に、ユベントス、ドルトムントの名前を挙げている。(高橋智行通信員)