レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が23日、スペイン1部リーグ第31節マジョルカ戦を前日に控え記者会見に出席した。スペイン紙マルカがその模様を伝えている。

ジダン監督はその際、マジョルカに期限付き移籍中のFW久保建英について、「マジョルカで素晴らしいシーズンを送っている。試合に出場し続けているし、それは彼とクラブが求めたものだ。現在と未来のための面白い選手だよ。彼の素晴らしいシーズンが嬉しいが、明日自宅にいてくれるのがベストだ。彼の活躍を願っているし、来季がどうなるかは今後分かるだろう」と言及した。

マジョルカについては、「我々は勝ち点3を目指してやって来るチームと対戦する。マジョルカは常に相手を苦しめることができるチームだし、彼らは前半戦の試合でそのことを示していた(マジョルカが1-0で勝利)。我々はただ、最初の1分から90分まで試合で勝つことを目指し、明日の試合のこと、そして冷静さと集中力を持ち続けることだけを考えている」とコメントした。

ポジションの被るビニシウスとアザールの共存については「不可能だと思っていないが、私は選手が快適でいられることに興味がある。そしてビニの場所はエデンのポジションだ。私はベストのポジションで選手を起用することを好んでいるが、彼らは一緒にプレーすることができる。私はそのことに何の疑問も持っていない」と見解を述べた。 チームの大黒柱カゼミロの出場停止については「明日プレーできないので、我々は別のスタメンを作らなければならない」と答えた。

フィジカル面に問題のあったセルヒオラモスとアザールが先発入りするかについては「明日分かる。短期間で多くの試合があるので回復が重要だ」と説明した。

前節レアル・ソシエダード戦で勝利しバルセロナから首位の座を取り戻したRマドリードは24日、18位マジョルカと対戦することになるが、残留争いをするチームとの戦いであるため、難しい一戦になると見られている。(高橋智行通信員)