デンマークのMFクリスティアン・エリクセン(29=インテル・ミラノ)が試合中に突然倒れたために中断されていた欧州選手権1次リーグB組デンマーク-フィンランド戦が現地12日午後8時30分(日本時間13日午前3時30分)から再開された。

両軍選手たちが希望し、欧州サッカー連盟(UEFA)も了承したため、前半残り4分からスタート。前半終了後に5分のインターバルを挟んで、後半が始まるという。

デンマークの選手たちは一様に表情が硬かったが、試合再開直前に主将のGKシュマイケルが「気持ちをしっかり持って戦おう」とばかりに選手1人1人と抱き合った。その後、両軍の選手たちはそれぞれ輪になって肩を組み、声を掛け合ってから試合に臨んだ。

エリクセンは前半終了間際にスローイングをもらおうとタッチラインへ寄っていった際に、前のめりに地面に倒れ込み、そのまま意識を失った。救急隊によって蘇生が試みられた後、コペンハーゲン市内の病院に運ばれた。現在は意識も戻り、容体は安定しているという。