プレミアリーグ王座奪回を目指すリバプールと昨季覇者マンチェスター・シティーの大一番は2-2のドローに終わった。

本拠地アンフィールドの大歓声にも後押しされたリバプールが後半マネ、サラーのゴールで2度先行しながら、マンチェスターCがその都度追いつく手に汗握る展開だった。

リバプールの日本代表FW南野拓実(26)は出番がなかった。

リバプールのクロップ監督は「前半はボールを持った時もそうでない時も受け身になりすぎて、シティーの策略にはまってしまった。彼らとのこれまでの試合の中で最悪の前半だった」「後半はさまざまな面で対応でき、まったく違う内容になった。もしこの試合が後半だけだったら、勝ちたかったと思うだろうけど、あの前半があったから勝ち点を取れただけで満足だ」などと話した。

また、ドリブルで次々に相手を抜き去り、最後は利き足ではない右足でゴールを決めたサラーについて「世界最高の選手だけがあのようなゴールを決めることができる。50~60年も語り継がれるゴールだ」とたたえた。

一方、マンチェスターCのグアルディオラ監督も「なんて試合だ。これがここ数年マンチェスターCとリバプールがトップに立ち続けている理由だ。こういうふうに(攻撃的に)プレーしようとしてきたからだ。勝てなかったのは残念だが、負けなかった。プレミアリーグはベストだ。本当に素晴らしい試合だった」と話した。

過去も含め、クロップ監督が率いるチームとグアルディオラ監督が率いるチームの対戦成績は22試合で9勝4分け9敗となった。