サッカーの22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の組み合わせ抽選会が、日本時間1日にドーハで行われた。いよいよ、4年に1度の最高峰の戦いが近づいてきた。今大会は初の中東開催。カタールW杯実行委員会のCEO、ナセル・アルカテル氏は、安心安全な大会になることを約束した。

抽選会の2日前の3月30日には、公式カウントダウン時計の前で出場国の旗揚げ式を開催。そこで取材に応じたアルカテル氏は「今日は特別な日だ。各国の旗がかかげられ、とてもエキサイティングだ」と喜んだ。

このイベントでは多くの参加者がマスクをしておらず、コロナ禍前の光景を取り戻しているように見えた。「物事は正しい方向には進んでいると思うし、そのままコロナを過去のものにできるようにしたい。コロナ禍を乗り越えて、W杯では100%の収容人数でフットボールをエンジョイできるようにしたい」。コロナに打ち勝ち、約8カ月後には満員のスタジアムで試合を行えるように、最善を尽くす。

カタールへさまざまなイメージがあることを、アルカテル氏は感じている様子。「人々がいろいろな不安を口にしているのは分かるが、カタールは中東で最も安全な国で、世界でも2番目に安全な国。それには理由があって、我々はとても快適にここで暮らしている」と胸を張った。ファンが心から楽しめることを約束。安心安全なW杯の開催とともに、カタールという国の素晴らしさも伝えていく。