史上最多15度目の優勝を目指す王者レアル・マドリード(スペイン)が、リバプール(イングランド)に5-2で逆転勝ちした。

ブラジル代表FWビニシウス(22)の2ゴールなど圧倒的な強さで、昨季決勝の同一カードに先勝した。準々決勝進出を懸けた第2戦は、3月15日に行われる。

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ビニシウスが「リバプール・キラー」ぶりをいかんなく発揮した。序盤に2点を先行されてもあわてない。前半21分。相手DFの寄せが一瞬遅れた。するとペナルティーエリア内、左45度の得意な位置から右足をひと振り。巻くように曲がる鋭いシュートをゴール右へ突き刺した。

前半36分にはボールを追いかける努力に強運も味方した。相手GKアリソンへプレスをかけると、同GKのキックが右足付近を直撃。はね返りがそのままゴールに吸い込まれ、試合を2-2の振り出しに戻した。アンチェロッティ監督が「ビニシウスは今、世界で最も試合を決定づける選手だ」とたたえる得点力でチームを立ち直らせ、チームの後半の3得点につなげた。

ビニシウスはこれで20-21年の準々決勝、昨季決勝に続き、3季連続で欧州CLリバプール戦でゴール。スタンドを真っ赤に染めた相手サポーターから最も恐れられる選手となった。

ただアンチェロッティ監督以下、チームに浮かれるそぶりはない。指揮官は「リバプールは前半我々を苦しめた素晴らしいチーム。この対戦がこれで終わりということはあり得ない」と話し、本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われる第2戦へ気を引き締めた。