【パルマ・デ・マジョルカ=高橋智行通信員】スペイン1部リーグ開幕節で、マジョルカに新加入したFW浅野拓磨(29)はホームのレアル・マドリード戦に先発し、後半27分に退いた。試合は1-1で引き分けた。
プレシーズンマッチ6試合に出場し、2得点3アシストと好調だった浅野はアラサテ監督の信頼を得て、4-3-3の右ウイングで先発出場した。
序盤は相手の裏を狙う動きを度々見せるもパスが来ない。さらに早い時間帯に失点した後、Rマドリードに主導権を握られたため、守備に追われる時間が増えていった。そんな中、24分にカウンターから右サイドでパスを受けてクロスを上げるが精度を欠き、味方にうまく合わなかった。
その後もRマドリードペースで進むが、マジョルカはその隙を突き、37分に浅野が絡んだ攻撃からダニ・ロドリゲスがヘディングシュートを打つが、惜しくも枠を捉えられなかった。
続く42分、浅野に持ち味のスピードを発揮するシーンが訪れる。DF裏に抜け出してパスを受け、そのままペナルティーエリア内に持ち込み、メンディと対峙(たいじ)しながらやや角度のないところから左足でシュート。正面に飛んだボールがGKに弾かれた後、ムリキが詰めたが惜しくもファインセーブされた。
浅野は後半も右ウイングでプレーし、前半よりも良い動きを見せ、ボールに触るシーンが増えていった。11分に自陣からドリブルを仕掛けてカウンターのチャンスを作ると、13分には左足でわずかに味方に合わなかった惜しいクロスを上げた。その1分後にはオーバーラップしたリュディガーのパスをカットした後、中盤で突破し、観衆を沸かしていた。
22分の選手交代により、左サイドにポジションチェンジ。そして27分にラリンとの交代でベンチに下がる際、この日見せた素晴らしいパフォーマンスにより、スタンディングオベーションが起こっていた。

