[ 2014年2月20日4時43分 ]女子SPで演技する鈴木(撮影・井上学)<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇19日◇女子ショートプログラム

 鈴木明子(28=邦和スポーツランド)が、必死のリカバーで何とか滑りきった。冒頭の3回転、3回転のトーループのジャンプが2回転となり、着氷も乱れ、コンビネーションジャンプまで持っていけなかった。

 続くジャンプで、3回転フリップの予定を、3回転ルッツ、2回転トーループのコンビネーションジャンプに切り替えてばん回。音楽に合わせて情感を込めて滑りきった。

 演技のインタビューではジャンプのミスが悔やみきれない様子で目に涙を浮かべながら声をちょっぴり震わせた。それでも「これまでやってきて、よかったと思えるように心から滑りたい」。

 60・97点は、シーズンベストの66・03点に少しおよばなかったが、8位となりフリーでの巻き返しを誓っていた。