[ 2014年2月17日4時27分 ]

 フリースタイルスキーの新種目、ハーフパイプ(HP)に出場する日本勢が16日、本番会場で練習した。

 昨季の世界選手権3位で、メダルが期待される女子で25歳の小野塚彩那(石打丸山ク)は「いつも通りやれば結果はついてくる」と静かに闘志を燃やした。

 女子は20日午後6時半(日本時間同11時半)に競技が始まる。試合と同じ時間帯に行われた練習では、パイプのスタート地点に近い壁が荒れていたため演技構成の終盤に組み込む技を中心に調整し「状況を見て合わせていく。ゆっくり準備できればいい」と話した。

 30歳のママさん選手、三星マナミ(野沢温泉ク)も「最高に楽しい気分で終えられた」と笑顔を見せた。試合で使う技の練習も順調といい「自分の技の出し方に合っているパイプ」と手応えをつかんだ様子だった。

 18日午後5時45分(同10時45分)開始の男子に出場する30歳の津田健太朗(尾瀬ク)は、激しく転倒する場面があったものの、滑りへの影響はなさそうで「やりたい技はほとんど練習できた。あと1日あるので本番に向けて調子を上げていきたい」と力を込めた。