サッカーW杯ロシア大会日本代表で、カンボジア代表のゼネラルマネジャー(GM)に就任し実質的な監督として活動している本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)のマネジメント会社「HONDA ESTILO(ホンダ エスティーロ)株式会社」が、アジア大会の男子棒高跳びで金メダルを獲得した山本聖途(26=トヨタ自動車)とマネジメント契約を締結した。6日までに同社が発表した。

山本は20年東京五輪を大きな目標にすえ、3大会連続となる五輪でのメダル獲得を目指して活動している。一方の本田も、その東京五輪に年齢制限外のオーバーエージ(OA)枠で出場し、金メダル獲得をぶち上げ、新天地オーストラリアでプレーする。

東京五輪に向け、異色の“タッグ”がここに実現。同社によると「山本は幼少期にサッカーをしていたこともあり、本田圭佑のトレーニングや上を目指していくメンタル面に興味を抱いていました。今後、同じ目標を掲げる者として、情報交換や合同トレーニングなどを進めていく予定です」という。

愛知県出身の山本と、愛知の名古屋グランパスでプロの第1歩を記した本田。そのグランパスの親会社トヨタ自動車に、現在山本は所属するなど、2人のキャリアには微妙に重なり合う点も多い。

実際に本田は、過去にも陸上の長距離選手とともにトレーニングしたり、異なる種目から刺激を受けステップアップしてきた。異色のコラボで切磋琢磨(せっさたくま)し、2人で東京五輪を目指していくことになる。

山本は同社を通じ「本田圭佑選手をはじめとするアスリートと同じ事務所に所属し、刺激をもらいながら世界で戦える選手を目指します。最終目標としては東京五輪でのメダル獲得ですが、まずは目の前の試合1つ1つを全力で競技していき、目標達成に向けて頑張って行きます」とコメントした。