東洋大の西山和哉(2年)が1時間2分35秒で2年連続区間賞を獲得した。

西山は笑顔を浮かべ、トップで鶴見中継所に入ってきた。スタートから集団の好位置をキープ。満を持して18キロ付近でスパートを掛けた。高く足をあげるダイナミックな走りで突き進んだ。

10月の出雲、11月の全日本駅伝では青学大に敗れ、涙を流している。20キロ手前では、2位の中大、3位の青学大を突き放した。1時間2分35秒の区間賞。

「六郷の登りに来たら行くと(酒井)監督と話していた。予定通り。周りに申し訳ないレースばかりしていた。チームメートの支えで区間賞がとれた。

総合優勝に向けて鉄紺の進化を見せたい」と仲間に優勝の目標をたくした。

青学大は6秒差の3位。酒井監督は、5大会ぶりの総合Vに向けて「往路を優勝して、なおかつ、どれぐらいの差をつけられるか。往路が終わって1分以上は欲しい」と話ていた。打倒青学大へ、まずは理想的なスタートを切った。