総合3位以内を目標に掲げていた早大が往路15位と沈み、シード権喪失の危機に立たされた。失えば総合13位だった第82回大会の06年以来。大会直前に起きた交通事故が大きく響いた。

先月24日のクリスマスイブ、5区にエントリー予定だった吉田匠(2年)が自転車運転中に自動車と接触し救急搬送された。診断は左のあばら骨の骨折で全治3週間。相楽豊監督は「最悪のプレゼントだった」と振り返った。

医師からは「痛みが引けば走って良い」とも言われたが、左腕が上がらず、走れる状態ではなかった。エントリーを組み替えざるを得ず、後手に回った。この日、5区を走った大木は8区の予定だった。

復路について「まずはシード権獲得を目標にする。その中で1つでも上をターゲットにできれば」と前を向いた。