早大の卒業生や在校生による東京五輪とパラリンピック代表選手報告会が28日、オンラインで行われた。

東京五輪の陸上女子100メートル障害代表寺田明日香(31=ジャパンクリエイト)は母として大舞台に立った。「両立する上で、時間の管理はすごく難しかった。大変な部分もあったが、娘や家庭の事を考えることで、いろんな角度から主観的、客観的に見られたのがすごくよかった」と振り返った。人間科学部通信教育過程を卒業している。

13年の東京大会招致プレゼンでスピーチを行い、パラリンピックのトライアスロンに出場した谷真海(39=サントリー)は「2020大会へ向けたストーリーをつなげることのできる唯一のアスリートだと思い、使命感を感じていた。厳しかったが、8年のレースを何とか無事に完結でき、充実した気持ちでいっぱい。アスリートが限界にチャレンジする姿、スポーツの力を多くの人と共有できたのではないか」と話した。