資生堂が16年ぶり2回目の優勝を果たした。2位積水化学に2分1秒差をつけ、大会新の2時間12分28秒をマークした。 積水化学は2位で連覇ならず、3位にJP日本郵政グループ。エディオンが4位で初のシード権を獲得した。

16年ぶりに優勝した資生堂の選手たち(撮影・山田愛斗)
16年ぶりに優勝した資生堂の選手たち(撮影・山田愛斗)

■■ 最終順位 ■■

(1)資生堂 2時間12分28秒(大会新)

(2)積水化学 +2分01秒

(3)JP日本郵政グループ +2分47秒

(4)エディオン +3分19秒

(5)ダイハツ +3分21秒

(6)豊田自動織機 +3分47秒

(7)パナソニック +3分58秒

(8)第一生命グループ +5分11秒

<ここまでシード権>

(9)九電工 +5分16秒

(10)ユニクロ +5分41秒

(11)ユニバーサル +5分57秒

(12)ヤマダホールディングス +6分09秒

(13)天満屋 +6分27秒

(14)三井住友海上 +6分39秒

(15)岩谷産業 +6分46秒

(16)スターツ +7分07秒

(17)ワコール +7分32秒

(18)ダイソー +7分52秒

(19)大塚製薬 +8分50秒

(20)ルートインホテルズ +8分57秒

(21)日立 +9分36秒

(22)デンソー +10分14秒

(23)しまむら +11分19秒

(24)肥後銀行 +11分22秒


◆レース経過 (※記録は速報値)

1区=7・6キロ(松島町文化観光交流館前~ヤマダデンキテックランド塩釜店前)

◆スタート地点 午後0時15分に号砲。24チームが女子駅伝日本一を目指しスタート。天候は晴れ、気温13度、湿度39%、北西の風8メートル。

1区は積水化学・佐藤早也伽、資生堂・木村友香、ダイハツ・松田瑞生ら。豊田自動織機は東京五輪1500メートルで8位入賞し実業団駅伝デビューの田中希実が走る

◆1キロ 資生堂・木村友香が飛び出す。3秒ほどの差で豊田自動織機・田中希実、ヤマダホールディングス・岡本春美が追う

◆2キロ 資生堂・木村友香がハイペースで首位を走る。豊田自動織機・田中希実、ヤマダホールディングス・岡本春美との差は10秒ほどになる

◆3キロ 資生堂・木村友香が首位、10秒ほど離れ豊田自動織機・田中希実、ヤマダホールディングス・岡本春美、その後ろ10秒ほど離れ第3集団が追う

◆5キロ 資生堂・木村友香が首位キープ、豊田自動織機・田中希実はヤマダホールディングス・岡本春美の後ろにつける。4位争いにダイハツ・松田瑞生とエディオン・萩谷楓

◆6・6キロ 残り1キロ、資生堂・木村友香が独走、第2集団に20秒以上の差をつける

◆第1中継所 資生堂・木村友香が区間賞の走り、佐藤成葉にトップでタスキリレー。2位に豊田自動織機・田中希実、直後にヤマダホールディングス・岡本春美がタスキをつなぐ

一斉にスタートする資生堂の木村(中央)ら選手たち(代表撮影)
一斉にスタートする資生堂の木村(中央)ら選手たち(代表撮影)
1区で資生堂の木村友香(手前)を追う豊田自動織機の田中(中央)とヤマダホールディングスの岡本(代表撮影)
1区で資生堂の木村友香(手前)を追う豊田自動織機の田中(中央)とヤマダホールディングスの岡本(代表撮影)
1区を走る豊田自動織機の田中(代表撮影)
1区を走る豊田自動織機の田中(代表撮影)
1区を力走する豊田自動織機の田中(左)とヤマダホールディングスの岡本ら選手たち(代表撮影)
1区を力走する豊田自動織機の田中(左)とヤマダホールディングスの岡本ら選手たち(代表撮影)
1区で飛び出し後続を引き離す資生堂の木村(代表撮影)
1区で飛び出し後続を引き離す資生堂の木村(代表撮影)
資生堂2区佐藤(右)にたすきをつなぐ1区木村(代表撮影)
資生堂2区佐藤(右)にたすきをつなぐ1区木村(代表撮影)

(1)資生堂 23分29秒

(2)豊田自動織機 +21秒

(3)ヤマダホールディングス +25秒

(4)エディオン +45秒

(5)ダイハツ +46秒

(6)JP日本郵政グループ +47秒

(7)ユニバーサル +48秒

(8)九電工 +49秒

<ここまでシード権>

(9)積水化学 +50秒

(10)岩谷産業 +54秒


2区=3・3キロ(ヤマダデンキテックランド塩釜店前~塩竈市水道部前)

◆2キロ 資生堂・佐藤成葉が勢い引き継ぎ首位独走。

◆第2中継所 資生堂・佐藤成葉からエース一山麻緒にトップでタスキリレー。2位にヤマダホールディングス、並んで豊田自動織機がタスキをつなぐ

2区をトップで力走する資生堂の佐藤(代表撮影)
2区をトップで力走する資生堂の佐藤(代表撮影)
資生堂3区一山(右)に笑顔でたすきをつなぐ2区佐藤(代表撮影)
資生堂3区一山(右)に笑顔でたすきをつなぐ2区佐藤(代表撮影)

(1)資生堂 33分40秒

(2)ヤマダホールディングス +30秒

(3)豊田自動織機 +30秒

(4)JP日本郵政グループ +47秒

(5)積水化学 +50秒

(6)ダイハツ +51秒

(7)エディオン +55秒

(8)九電工 +56秒

<ここまでシード権>

(9)岩谷産業 +1分36秒

(10)ユニバーサル +1分13秒


3区=10・9キロ(塩竈市水道部前~富士化学工業前)

◆2キロ 資生堂・一山麻緒が独走。JP日本郵政グループ・広中璃梨佳が3位浮上を狙う。6位に積水化学・新谷仁美

◆3・7キロ JP日本郵政グループ・広中璃梨佳がヤマダホールディングス、豊田自動織機をとらえ2位に浮上

◆5キロ 資生堂・一山麻緒が少し苦しそうな表情。JP日本郵政グループ・広中璃梨佳が20秒差に迫る。積水化学・新谷仁美も3位に浮上

◆7・5キロ JP日本郵政グループ・広中璃梨佳が首位を走る資生堂・一山麻緒をとらえる

◆8キロ JP日本郵政グループ・広中璃梨佳が首位を走る資生堂・一山麻緒に並ぶ、3位の積水化学・新谷仁美は2秒差に迫る

◆8・9キロ 残り2キロ、JP日本郵政グループ・広中璃梨佳がスパート。積水化学・新谷仁美が資生堂・一山麻緒を抜き2位に浮上

◆9・9キロ 残り1キロ、JP日本郵政グループ・広中璃梨佳がトップ、すぐ後ろに積水化学・新谷仁美

◆10・3キロ 積水化学・新谷仁美がJP日本郵政グループ・広中璃梨佳とデットヒート

◆第3中継所 JP日本郵政グループ・広中璃梨佳がこん身のスパート、トップで大西ひかりにタスキリレー。積水化学・新谷仁美は区間賞の走り、2秒差の2位で弟子丸小春にタスキをつなぐ。資生堂・一山麻緒は3位

3区で資生堂の一山(左)を追い抜きトップに立つ日本郵政の広中。後方左は積水化学の新谷(代表撮影)
3区で資生堂の一山(左)を追い抜きトップに立つ日本郵政の広中。後方左は積水化学の新谷(代表撮影)
3区で積水化学の新谷(左から2人目)、資生堂の一山(左端)を引き離しトップを走る日本郵政の広中(代表撮影)
3区で積水化学の新谷(左から2人目)、資生堂の一山(左端)を引き離しトップを走る日本郵政の広中(代表撮影)
3区で日本郵政の広中(左)を追い抜く積水化学の新谷(代表撮影)
3区で日本郵政の広中(左)を追い抜く積水化学の新谷(代表撮影)
3区を力走する日本郵政の広中(左)と積水化学の新谷(代表撮影)
3区を力走する日本郵政の広中(左)と積水化学の新谷(代表撮影)

(1)JP日本郵政グループ 1時間8分36秒

(2)積水化学 +2秒

(3)資生堂 +12秒

(4)ダイハツ +33秒

(5)豊田自動織機 +40秒

(6)ヤマダホールディングス +59秒

(7)パナソニック +1分10秒

(8)エディオン +1分19秒

<ここまでシード権>

(9)第一生命グループ +1分19秒

(10)九電工 +1分28秒


4区=3・6キロ(富士化学工業前~聖和学園高等学校前)

◆2キロ 資生堂・J・ジェプングティチがJP日本郵政グループ、積水化学を抜き去り首位に

◆第4中継所 資生堂・J・ジェプングティチから五島莉乃にトップでタスキリレー。2位にJP日本郵政グループ、3位は豊田自動織機

4区で日本郵政の大西(左)を追い抜きトップに立つ資生堂のジュディ(代表撮影)
4区で日本郵政の大西(左)を追い抜きトップに立つ資生堂のジュディ(代表撮影)
4区で飛び出し日本郵政グループの大西(後方左)を引き離す資生堂のジュディ(代表撮影)
4区で飛び出し日本郵政グループの大西(後方左)を引き離す資生堂のジュディ(代表撮影)
資生堂5区五島(右)に笑顔でたすきをつなぐ4区ジュディ(代表撮影)
資生堂5区五島(右)に笑顔でたすきをつなぐ4区ジュディ(代表撮影)

(1)資生堂 1時間19分42秒

(2)JP日本郵政グループ +36秒

(3)豊田自動織機 +38秒

(4)積水化学 +42秒

(5)ダイハツ +1分11秒

(6)九電工 +1分43秒

(7)パナソニック +1分44秒

(8)ヤマダホールディングス +2分00秒

<ここまでシード権>

(9)エディオン +2分19秒

(10)第一生命グループ +2分31秒


5区=10・0キロ(聖和学園高等学校前~仙台第二高等学校前)

◆1・5キロ シード権争い、エディオン・細田あいが19秒差を覆し8位浮上

◆3キロ 資生堂・五島莉乃が積極的な走りで首位、JP日本郵政グループ・鈴木亜由子が追う。3位に積水化学・鍋島莉奈

◆5キロ 資生堂・五島莉乃が首位。1分20秒差にJP日本郵政グループ・鈴木亜由子、1分34秒差で積水化学・鍋島莉奈が追う

◆8キロ 残り2キロ、資生堂・五島莉乃が1分以上のリードをつけ独走

◆9キロ 残り1キロ、3位の積水化学・鍋島莉奈がJP日本郵政グループ・鈴木亜由子をとらえる

◆第5中継所 資生堂・五島莉乃からアンカー高島由香にタスキリレー。積水化学・鍋島莉奈が2位、JP日本郵政グループ・鈴木亜由子が3位でタスキをつなぐ。肥後銀行、しまむらが繰り上げスタート

沿道の声援を受けながら5区を駆け抜ける資生堂の五島(代表撮影)
沿道の声援を受けながら5区を駆け抜ける資生堂の五島(代表撮影)
資生堂6区高島(右)に笑顔でたすきをつなぐ5区五島(代表撮影)
資生堂6区高島(右)に笑顔でたすきをつなぐ5区五島(代表撮影)

(1)資生堂 1時間51分22秒

(2)積水化学 +2分13秒

(3)JP日本郵政グループ +2分17秒

(4)エディオン +2分51秒

(5)ダイハツ +2分52秒

(6)豊田自動織機 +2分57秒

(7)パナソニック +3分17秒

(8)九電工 +4分11秒

<ここまでシード権>

(9)第一生命グループ +4分39秒

(10)ユニバーサル +4分59秒


6区=6・795キロ(仙台第二高等学校前~弘進ゴムアスリートパーク仙台)

◆2キロ 16年ぶり優勝へ資生堂・高島由香が独走

◆3・5キロ シード権争い、8位九電工と9位第一生命グループの差は10秒ほど

◆4・8キロ 残り2キロ、資生堂・高島由香が力強い走り。2位の積水化学は650メートルほど後方

◆5・8キロ 残り1キロ、資生堂・高島由香が応援に手を挙げ優勝を確信

◆フィニッシュ アンカー高島由香が他を寄せ付けず、資生堂が大会新2時間12分28秒で16年ぶりの2度目の優勝!。積水化学は2位で連覇成らず、3位にJP日本郵政グループ。エディオンが4位で初のシード権を獲得した

6区を力走する資生堂の高島(代表撮影)
6区を力走する資生堂の高島(代表撮影)
優勝のゴールテープを切る資生堂・高島(撮影・山田愛斗)
優勝のゴールテープを切る資生堂・高島(撮影・山田愛斗)
2位でフィニッシュする積水化学アンカー佐々木(撮影・山田愛斗)
2位でフィニッシュする積水化学アンカー佐々木(撮影・山田愛斗)
積水化学アンカーが2位でフィニッシュし拍手を送る新谷(右)と卜部(撮影・山田愛斗)
積水化学アンカーが2位でフィニッシュし拍手を送る新谷(右)と卜部(撮影・山田愛斗)
レース内容を悔しがる積水化学・佐藤(手前)を抱きしめる新谷(撮影・山田愛斗)
レース内容を悔しがる積水化学・佐藤(手前)を抱きしめる新谷(撮影・山田愛斗)
胴上げされる、優勝した資生堂のアンカー・高島由香(共同)
胴上げされる、優勝した資生堂のアンカー・高島由香(共同)

(1)資生堂 2時間12分28秒

(2)積水化学 +2分01秒

(3)JP日本郵政グループ +2分47秒

(4)エディオン +3分19秒

(5)ダイハツ +3分21秒

(6)豊田自動織機 +3分47秒

(7)パナソニック +3分58秒

(8)第一生命グループ +5分11秒

<ここまでシード権>

(9)九電工 +5分16秒

(10)ユニクロ +5分41秒


区間賞

1区:資生堂・木村友香 23分29秒

2区:資生堂・佐藤成葉 10分11秒

   日本郵政・太田琴菜

   積水化学・卜部蘭

   パナソニック・内藤早紀子

3区:積水化学・新谷仁美 34分08秒

4区:資生堂・J・ジェプングティチ 10分54秒

5区:資生堂・五島莉乃 31分40秒

6区:積水化学・佐々木梨七 20分54秒

   


出場24チーム


チーム名出場回数前回順位
積水化学14年連続24回目1位
資生堂7年連続31回目2位
デンソー19年連続30回目3位
JP日本郵政グループ8年連続8回目4位
ダイハツ15年連続32回目5位
ヤマダホールディングス14年連続17回目6位
ユニバーサルエンターテインメント16年連続16回目7位
ワコール26年連続30回目8位
パナソニック23年連続34回目25位
九電工12年連続31回目14位
天満屋31年連続31回目12位
第一生命グループ2年連続26回目13位
ダイソー2年連続2回目21位
三井住友海上4年連続28回目9位
岩谷産業2年連続2回目20位
大塚製薬5年連続10回目19位
ユニクロ2年連続11回目10位
エディオン5年連続29回目11位
スターツ6年連続13回目18位
豊田自動織機15年連続16回目16位
ルートインホテルズ5年連続6回目17位
しまむら2年連続16回目26位
日立4年連続26回目15位
肥後銀行2年ぶり7回目不出場

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