<陸上世界選手権>◇第7日◇16日◇モスクワ◇女子やり投げ予選

 海老原有希(27=スズキ浜松AC)が、決勝進出を逃した。予選A組で徐々に記録を伸ばしたが、3投目は59メートル80止まり。「これという1本が決まらずに終わった」。全体の16番目の記録で予選落ちした。

 前夜、男子やり投げで予選敗退した村上から「下が硬いから多めに助走練習をした方がいい」と忠告を受けた。しかし決勝進出まで59センチ届かなかった。4月に62メートル83の日本新記録を出したが、無念の結果となった。

 11年大邱大会は、同選手権で女子投てき種目初の決勝進出を果たした。「後半に入って日本代表が苦しんでいるので、1本スカッと投げたいと思ったが」と、がっくり。「1投目から決めないと世界では戦えない」と課題を口にしていた。