<全国高校バスケット選抜優勝大会:津幡76-50盛岡白百合学園>◇女子1回戦◇23日◇東京体育館

 盛岡白百合学園(岩手)は、本来のシュート力が影を潜め、初戦で姿を消した。平均身長161・8センチと小柄なチームで、外からの3点シュートが武器だったが、ミスが続出。芳賀信之監督は「直前の全体練習が2週間足らずで、シュートの感覚が戻らなかった」と、11月末からテスト、修学旅行など学校行事が続き、十分な練習時間が取れなかったことを悔やんだ。今年は東日本大震災の影響で練習できない時期が長く続き、入学式が4月中旬にずれ込むなどチームづくりに影響が出た。それでも夏以降の成長で4年連続の全国切符を獲得。同監督は「力のなかったチームが、よく頑張った」と、逆境に負けなかった選手たちをねぎらった。