<全国高校バスケット選抜優勝大会:福岡大大濠82-70宇都宮工>◇男子準々決勝◇27日◇東京体育館

 福岡大大濠が、203センチの日本代表・橋本晃佑(3年)を擁する宇都宮工(栃木)を撃破した。3回戦まで1試合平均49得点の橋本に対して、福元直人主将(3年)は「中に入られる前からプレッシャーをかけて、中ではダブルチームで防ぐ。半分の20点台に抑えれば」と、徹底マークで臨んだ。思惑通り、橋本を23点に抑えた。

 攻撃では1年生の杉浦佑成、青木保憲が活躍。63-56で迎えた第4クオーターには杉浦が9点を挙げ、青木も3Pシュート2本を決めるなど、相手を一気に突き放した。準決勝について、福元主将は「(高校総体、国体優勝の)延岡学園とやりたい。総体(準々決勝)で負けてから、集中力を最後まで切らさない練習をしてきた」と、対戦を望んでいた。