全国高校駅伝が23日、京都・西京極陸上競技場で行われる。女子(5区間21・0975キロ)の静岡県代表は2年ぶり3度目出場の常葉学園菊川だ。1年生エース山本菜緒の加入で戦力が整い、1時間9分台を目標に入賞を目指す。
常葉学園菊川のルーキー山本菜にとって、都大路は思い出深い場所だ。中学3年で出場した昨年の都道府県対抗女子駅伝で3区を務め、13人抜きの快走でチームの7位入賞に貢献。高校生になった今年、再び都大路を走る。「この学校を選んだのも都大路に出たかったから。一番の目標に定めて頑張ってきた」。県大会ではアンカーだったが、先月25日の東海大会では最も距離が長い1区(6キロ)を任された。強豪の豊川(愛知)の選手を破って区間賞を獲得し「狙っていなかった区間賞がとれてすごく自信になった。6キロも長いと思わずに走れた。去年よりは明らかに持久力も付いたし、精神面でも感謝の気持ちを持てて成長できている」と話した。
八木本雅之監督(51)は、各校のエースが集う1区と2区を山本菜と主将の山本知世(3年)に託す。どちらが1区になるかは直前の決定になるが、山本菜は「エースが集まっている1区を走ってみたい。1区は4キロ過ぎの坂が勝負になる。きつい所をいかに我慢して先頭に食らい付いていけるか。最低でも15番以内で、1秒でも早くつなぎたい」と意欲を見せた。
チームの全国での最高タイムは1時間11分19秒の18位(10年)。八木本監督は「今年は戦力が安定している。目標タイムは9分台。(92年に5位になった)浜松日体の1時間9分15秒に近づきたい」と話す。山本菜と1区争いをする山本知も「できれば1区を走りたいけど、どちらになってもチームのために悔いがない走りをする」と話す。試走では、1年生の山本菜が坂でペースを落とすことなくテンポのいい走りを見せた。山本知も県大会後、調子が上向きだ。ダブル山本が好位置でたすきをつなげば、2年前のタイムと順位を上回るはずだ。【岩田千代巳】


