<全国高校ラグビー:国学院久我山21-17大阪桐蔭>◇30日◇2回戦◇花園

 大阪桐蔭(大阪第3)が東の名門・国学院久我山(東京第1)を1トライで逆転まで追い詰めた。後半25分に11点差がついたがあきらめず、同28分にラインアウトからモールを押し込みトライ、ゴールも成功して4点差となり、スタンドも逆転へ最高の盛り上がりを見せた。しかし、攻防数分後に無情のノーサイドの笛。「藤浪との約束が守れなかった」と泣きじゃくるSHの圷(あくつ)主将。阪神ドラフト1位の藤浪投手と級友で「アベック優勝しよう」とこの日の2回戦前にも激励のメールをもらったが、かなわなかった。綾部監督は「悔いはない。紙一重だが、これが伝統校との差」と振り返った。