2年ぶり12度目の東京(東京第1)が岡谷工(長野)に快勝し、正月越えを決めた。

 Bシードの東京はこの日が初戦だったが硬さも見られず、積極的にボールを動かした。前半は体重105キロのプロップ鴇田晃一(3年)を中心にした、平均体重96・5キロの強力FW陣のコンタクトプレーで圧倒。徐々に点差が開くと、スペースを広く使い、BK陣と連携した素早い球さばきで攻撃のリズムを変えた。計11トライの68点差で圧勝した。主将でSHの春名日向(3年)は「初戦ということもあり、前半の入りを意識した。コミュニケーションが図れていたため、プレーの強弱も出て良かった」と振り返った。

 同校はベスト8を目標とし、来年1月1日の3回戦は同じBシードで5年連続出場の大阪桐蔭(大阪第3)と対戦する。春名は「ベスト8と言わず、ベスト4、優勝を目指して突き進みたい」と貪欲に意気込んだ。