2連覇を目指す東海大仰星(大阪第1)が桐蔭学園(神奈川)を下し、昨春のリベンジを果たした。昨年4月の全国選抜大会では26-29で敗戦。湯浅大智監督(35)は「桐蔭さんが我々を導いてくれた。感謝の思いがあります」と感慨深げに話した。

 前半7分に先制トライとゴールを許すなど、7-14とリードされハーフタイムに入った。それでも風上になった後半5分にWTB根塚洸雅(3年)のトライと、ゴールで同点。さらには同7分、ゴール前でボールを展開し、フランカー山村幹太(3年)が勝ち越しトライを決めた。同26分には5点差に迫られたが、最後まで激しいタックルを続けて逃げ切った。

 試合前のウオーミングアップに向かう際には、サッカー部が全国高校サッカー大会で東福岡を破り、4強入りを果たした情報が入った。フランカー山田生真主将(3年)は「サッカー部もやってくれた。ヒガシ(東福岡)は特別な相手。歴代の先輩たちもライバルとしてやってきている。負けられない」とキッパリ。サッカー部に続けと、決勝での東福岡撃破を誓った。