ノルディックスキー距離女子の五輪金メダリスト、テレーセ・ヨーハウグ(ノルウェー)が22日、ドーピング違反による資格停止処分が延長されたため、来年2月の平昌冬季五輪出場の道を断たれた。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)が昨年10月から18カ月の資格停止とすると発表した。

 禁止薬物が含まれていた日焼け止めのリップクリームを用いて処分を受けた。ノルウェー・オリンピック委員会はチームドクターに処方されたとして、五輪出場が可能な13カ月の資格停止処分を科した。

 しかし国際スキー連盟は注意書きを読んでいなかったことが原因として処分延長を求めてCASに提訴した。

 29歳のヨーハウグは2010年バンクーバー五輪の女子20キロリレーで金メダル、14年ソチ五輪では銀、銅のメダル、世界選手権では計7個の金メダルを獲得した。