最強の中高生男女ペアが結成-。日本卓球協会は9日、都内で理事会を開き、来年1月の全日本選手権(15日開幕、東京体育館)の混合ダブルスに、平野美宇(17)張本智和(14=ともにエリートアカデミー)組を推薦出場させることを決めた。

 男女の混合ダブルスは3年後の東京五輪から正式種目に加わった。6月の世界選手権女子シングルスで日本勢48年ぶりの銅メダルを獲得した平野と、最年少ベスト8に入った張本の新ペアは、東京五輪を見据えた強化策の一貫になる。

 今年の世界選手権では石川佳純(24=全農)吉村真晴(24=名古屋ダイハツ)組が金メダルを獲得した。五輪の新種目に昇格したことで、卓球王国の中国が強化に力を入れてくるとはいえ、日本にとっても、有力な金メダル候補になる。そんな中、17歳の平野と14歳の張本という、世界で躍進する中高生のペアが誕生。人気と実力ある2人の新ペアは大きな話題を呼びそうだ。