5年ぶりXリーグ復帰の富士ゼロックス東が23-16でブルズに勝ち、2勝目(3敗)を挙げた。ブルズは5連敗となった。

 8日にXリーグで7年ぶりの勝利を挙げ、勢いに乗る富士ゼロックス東。第1Q8分12秒にセーフティーで先制を許したが、2分10秒後にRB広沢の57ヤードパントリターンTDですぐ逆転した。そして、第3Q3分7秒に同点にされても、同7分43秒には、QB佐々からRB広沢への12ヤードTDパスで16-9と突き放した。

 しかし、ブルズに粘られ、なんと試合終了まで残り1分12秒、QB小山のTDパスで同点に追い付かれてしまう。ところが、この日の富士ゼロックス東には勝利の女神がついていたのか、残り6秒でスペシャルプレーに成功する。QB佐々からパスを受けたRB広沢がWR和田へ34ヤードのTDパスをヒット。キックも決まって、7点差の勝利を決めた。

 勝利の立役者となった広沢は「(法政)大学の頃から投げるプレーはしていた」と言いながらも、「(ターゲットではなかった)和田さんが出てきたので、たまたま投げたら決まった」と興奮を隠しきれない様子。そして、28日のリーグ最終、名古屋戦(横浜スタジアム)に向け「苦しい時にしっかりランを出したい。今日、3TDだったので、4本決めたい」と高い目標を掲げていた。