10月の体操世界選手権で左足首靱帯(じんたい)断裂を負い棄権した内村航平(28=リンガーハット)が28日、都内で行われた体操、新体操、トランポリンの世界選手権祝勝会に出席し、今の思いを語った。

 プロ転向してからのこの1年を「すごく早かった」と振り返り、「それは競技以外のいろんなことをやらせてもらい、忙しくさせてもらったというのもあるが、やっぱり世界選手権のけがでやりたいことができなかったのがある。一瞬で終わってしまった」からと、あらためて力を出せなかった悔しさを淡々と話した。

 左足首の痛みはほとんど消え、床、跳馬以外の4種目は練習しているが、器具からの着地はまだ出来ない状況。「できれば出場したい、いち早く元気な姿を見せたい」と豊田国際競技大会(12月9、10日、スカイホール豊田)での復帰を目指すが、「万全な状態でなければ出る意味はない」と慎重な姿勢を示した。

 照準を合わせるのは、11連覇と世界選手権切符がかかる来年4月の全日本選手権。「以前よりも強くなって戻ってきたい。今年の全日本選手権も100%で出られなかったので、100%以上の状態で出られたら」と、全日本での完全復活を目指す。