昨年史上最年少で優勝を果たした平野美宇(17=エリートアカデミー)は、決勝で伊藤美誠(17=スターツ)に1-4で敗れ、2連覇とはならなかった。

 試合を終え平野は「優勝できなくて残念」と肩を落とした。「理由はわからないけれど、全日本が始まる前からあんまり自信がなかった。優勝したい気持ちはあったけれど、ここまで来られると思っていなかった」と言葉少なに苦しい胸の内を明かした。

 今大会はフルゲームで苦しい試合も乗り越え、たどり着いた決勝の舞台。「危なかったけれど、ああいう試合で勝てたことは、この大会の収穫だった」と少し笑みもこぼした。