レバンガ北海道が73-67で東地区首位のアルバルク東京を下し、4試合ぶりの白星を手にした。マーク・トラソリーニ(27)がチーム最多の22得点11リバウンド。ダニエル・ミラー(26)も17得点10リバウンドと外国人コンビが攻守に奮闘。逆転11回、最大得点差6点という接戦を制した。東地区5位の栃木が敗れたため、最下位6位を脱出し、5位に浮上した。

 グレゴリー・ウィッティントン元選手(24)の大麻取締法違反容疑による逮捕など、年明けの嫌な流れを助っ人が吹き飛ばした。4点リードの第4クオーター(Q)残り1分22秒、ミラーがこの日3本目のブロックショットで相手のシュートを阻む。試合終了46秒前、トラソリーニがレイアップシュートで6点差に広げ、勝負を決めた。殊勲のミラーは「首位を走るA東京相手に勝利できてうれしい」と振り返った。

 折茂武彦選手兼社長(47)は、第4Qの勝負どころでファウルをもらい、勝ち越しのフリースロー2本を成功。リーグ戦通算出場時間2万分まで残り27分30秒とした。2320人のファンで埋まった函館開催。隣接する七飯町出身の野口大介(34)は右足首捻挫から4試合ぶりに復帰し、健在ぶりをアピールした。連敗を3で止める勝利に「明日もしっかり準備して臨みたい」と野口。今日4日の第2戦も、港に凱歌(がいか)を響かせる。