バスケットボール男子のBリーグ、レバンガ北海道は14日、2018~19年シーズンのクラブライセンスを交付された。同日に開催された東京都内での理事会で、第1回の資格審査が行われ、決定した。

 約2億1000万円の債務超過を抱えるレバンガ北海道は、クラブとしてはリーグ創設3季目で初めて、第1回判定でB1ライセンス交付が決まった。今季リーグ戦の残留条件を満たせば、来季もB1で戦える。折茂武彦選手兼社長(47)は「今回のライセンス交付で、残りシーズンを選手として思い切り戦える」と喜んだ。

 来季B1ライセンス交付の条件は今年6月までの債務超過解消だったが、正栄プロジェクトなどの大口スポンサーが、今年度中に約1・6億円に及ぶ債務を株式に転換(デット・エクイティ・スワップ)し、帳消しすることに合意。またホームの平均入場者数が現在リーグ3位の3634人と昨季比約130%と増えたことなどで、営業利益も2期連続約4000万円に達することが確実となった。

 持ち株会の資金(約800万円)や、今後見込まれるスポンサー収入なども合わせた債務超過解消計画が理事会で承認された。折茂社長は「毎年たくさんの方に心配をかけてきたので、第1回で交付されるのは本当にうれしい」と語った。

 横田陽CEO(41)は「来季以降も気を引き締めて黒字を継続し、クラブハウスや練習場、アリーナなどを充実させていきたい」と話した。