男子ショートプログラム(SP)で世界選手権(21日開幕・ミラノ)代表の友野一希(同大)は4回転サルコーの転倒などジャンプのミスが響いて74・11点で3位だった。

 羽生の欠場で世界選手権出場の機会が回ってきた友野は4回転サルコーで転倒し、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷が乱れた。「久しぶりの試合で少し感覚が薄れていた」と課題を残す内容だった。

 昨シーズンの全日本ジュニア選手権覇者で、今季シニア1年目の19歳。宇野昌磨(トヨタ自動車)田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)とともに日本開催となる来年の世界選手権の出場枠「3」確保も託されており「それなりの覚悟はある。フリーは次(世界選手権)につながる演技ができたらいい」と気を引き締め直した。