新潟アルビレックスBBの新戦力、富山グラウジーズから移籍のSG上江田勇樹(31)が19日、チーム練習に合流した。体力トレーニングを中心にした全体練習が終わると、上江田はすぐにリングと対峙(たいじ)した。自主練習で、武器の3点シュートを全方向から繰り返し放った。

 「これから打ち込んで、徐々に確率を上げていきたい」。昨季富山で3点シュート成功率38%。新潟の課題の1つを解消する戦力と期待されている。その自覚をすぐに行動で示した。

 チーム練習は16日に始まった。上江田は生活上の手続きを済ませて、週明けに合流する予定だった。ただ、「すぐに合流したかった」。三菱電機名古屋(現名古屋D)時代の先輩、PG五十嵐圭(38)PF鵜沢潤(36)ら顔見知りもいるが、初対面の選手もいる。「多分、僕がベテランと若手の間になる」。つなぎ役として、早くチームになじもうと、身支度もそこそこに駆けつけた。

 「ベテランがしっかり練習し、若手が見習っている」。初練習で感じたのは好ムード。新潟の一員としてスタートを切った。【斎藤慎一郎】